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相田冬二、映画×俳優を語る。第61回 SNS投稿解禁に寄せて

自粛まっさだなかに始まった「相田冬二×映画を語る」ZOOMトークショーは、10月10日に第61回目を迎えました。
necorative.hatenablog.com

第1回の東出昌大氏から始まった本トークショーは、様々な俳優や映画を題材に続けられ、
第61回になる今回は、ドラマ&映画「コンフィデンスマンJP」シリーズから、東出昌大氏の演じる役柄「ボクちゃん」がテーマとなりました。

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いたのか五十嵐
*1

当初、内容や感想のSNS掲載は禁止と言われていました本イベントですが、今回から試験的にSNS掲載が許可となりました。
necorative.hatenablog.com
前回はMCということでオフィシャルに書かせて頂いたものでしたが、今回はアンオフィシャルな形でのびのびと書かせて頂きました。

ボクちゃんは、可愛い

今回のトークでは、東出氏演じる心優しき詐欺師「ボクちゃん」の魅力が、余すことなく表現されました。
相田氏の豊かな表現力によって語られる、ボクちゃんの魅力。
マシュマロ、あんまん、はんぺん。やわらかなものに次々と例えられていったことが印象的でした。食べ物以外にも、お守りや捧げもの*2……

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「面白いって何だよダー子!?」
*3
男性目線で見ても可愛いというのことが、女性ファンである私にとってこそばゆくも感じられつつ、誇らしくも感じました。
こうやってプロから推しが語られると嬉しいですね。
これこそが、「相田冬二×映画を語る」の醍醐味です。

コンフィデンスマンJPという作品に対する評価

また、相田氏は「コンフィデンスマンJP」という作品に対しても高く評価されており、これもファンにとっては非常に嬉しい内容でした。
今回のトークショーのために、テレビシリーズ全話・特別ドラマもばっちり見て来て下さった相田氏は、すっかりコンフィデンスマンJPファン、通称子猫ちゃんです。
コンフィデンスマンJPは、香港で撮影された「ロマンス編」、マレーシアで撮影された「プリンセス編」と、劇場版のスケールの大きさに注目されがちですが、相田氏はテレビ特別編の「運勢編」や、テレビドラマシリーズひとつひとつも、とても贅沢に制作されていると高く評価されていました。

様々なことに直面した本作ではありましたが、この相田氏のツイートが私はとても好きです。



私の書いた感想

このトークショーでは、参加者が事前に書いてくる感想文を主軸に展開されていきます。
ここで私が書いた感想文を掲載してみます。当初は400文字制限が設けられていましたが、今では文字制限がなくなっています。
しかしながら、私は最初数回の苦労しながら400文字に入れた作業が結構好きだったので、今回も400字に思いを詰めてみました。*4

ボクちゃんは、東出の長身や朴訥な話し方を贅沢に活用した役柄だ。
「何にだってなれる」というダー子のとおり、ボクちゃんも毎回様々な姿に変身してよく似合う。しかし、何にだってなれるが、何者でもない、そんな不思議さを持っている。
コンフィデンスマンの世界は不明瞭だ。妙ちくりんな名前で呼び合って、お涙頂戴の過去も、涙ながらの恋心も、最後には玩具の銃に詰め込んで札束と一緒に吹き飛ばしてしまう。あんな現実離れした詐欺の世界を観客に納得させるのは、実のところ、その不明瞭さではないのだろうか。

次回の映画第三弾は楽しみだし、ドラマも続いてほしい。でも、ずっと不明瞭なままでいてほしいのだ。ダー子とボクちゃんが幼い頃何をしたのか、ボクちゃんがダー子を好きなのかどうか、明らかにならないまま終わってほしいのだ。
なぜかって?「だってその方が面白いじゃーん」とはダー子の名言である。目に見えるものが真実とは限らないのだから。

回を重ねるごとに進化する ~語り手と参加者の相互作用~

相田氏による「東出昌大を語る」シリーズは、今回で5回目になります。
実のところ、4月30日時点で相田氏は「コンフィデンスマンJP」シリーズをまだご覧になれておられませんでした。
私達参加者からの猛烈な布教とラブコールにより鑑賞して頂いたというきっかけです。
他にも相田氏の未見だった「OVER DRIVE」と合わせ、6月9日には「OVER DRIVEとコンフィデンスマンJP」を語る会も開催されました。


そして、今年夏には「コンフィデンスマンJP プリンセス編」の公開を記念して、満を持しての「ボクちゃんまつり」が開催されました。

今回のトークショー中でも笑い話のように話していましたが、当初相田氏は、「コンフィデンスマンJP」シリーズに対して、「ちょっと違うかも」「テレビドラマはあまり見ない…」といったような印象をお持ちだったそうです。
しかし本日のトークショーでは、ボクちゃんのキャラクターから作品そのものに対してまで、とても情熱的に語られていました。

もちろん、私達参加者は、語り手である相田氏からたくさんのことを得ていましたが、相田氏もまた私達参加者から受け取って下さっているようです。
ラジオ形式に近いこのトークショーですが、こういった相互作用的な側面を持っているということが裏付けられた今回でした。

そして今日もまた、相田氏にどっさり布教をして終わるのでした。
www.wowow.co.jp *5
www.umegei.com
gaga.ne.jp

*1:映画『コンフィデンスマンJP』公式サイト より写真引用

*2:いやまぁ確かにダー子に騙されたりしてて、生贄ポジションなんですけども。笑

*3: CHARACTERS | 映画『コンフィデンスマンJP プリンセス編』公式サイト より写真引用

*4:文字制限ないと短すぎたり、延々と書いちゃったりとなるなぁと実感します。たとえばファンレターとか。この文字制限、結構おすすめの書き方です。

*5:悪党、個人的に一番好きな東出さんの演技です。全人類見てほしい